Ediath
ヤムリシェンドによって「失脚」させられた、前ユダレスト総督です。苦虫を噛み潰したような顔を裏でしながら、渋々フロイダナスの下で働いています。
政務に嫌気を起こし引退したフロイダナスの後を引き継ぐ形で、約三〇年間「総督」として治世に臨んでいたものの。平時が消え去り危難が到来した途端に機能不全となってしまう。ヤムリシェンドのけしかけた「押し寄せる避難民らの波」に対応できぬまま胃潰瘍を発症。引退していたフロイダナスの復帰を招きました。
中盤に差し掛かると、高級官僚として彼は登場。最初のうちは、冷血と称されるフロイダナスとは異なり、徳が高く慈悲の心を持つ人物のように見えるものの、次第に馬脚を露すことに……。
このエディアスというキャラクターについては「悪役」と分類することもできなくはないものの、実態としては「分不相応の地位を追い求めた間抜け」というべきかなと思いながら描いています。
悪人であると呼ぶには良心がありすぎているし、かといって善人と呼ぶにはクズすぎる。共感性が皆無であるというわけではないし、ちゃんと備わっているけれども、共感するのはあくまで身内だけ。世間は彼を過大評価しすぎているし、フロイダナスは彼を過小評価しすぎている。彼はそういう男です。